楽天モバイルは、2020年3月3日、新たに開始するMNOサービスの料金プラン「Rakuten UN-LIMIT(ラクテン アンリミット)」を発表。4月8日より開始します。
実際どうなのか?まとめてみました。
料金プランについて
- 料金プランは月額2,980円の「Rakuten UN-LIMIT」のみ。首都圏、中部、近畿の一部から順次エリア構築を進めている楽天自社回線であればデータ通信容量は無制限、自社アプリ「Rakuten Link」を使った場合なら国内の音声通話はかけ放題、SMSも使い放題、海外(66か国)から国内への音声通話もかけ放題となる。
- 自社回線以外を受け持つau回線を使った「パートナーエリア」と海外データローミングは、データ通信容量は月間2GBまでとなる(それ以降は128Kbpsに制限。500円/1GBで追加可能)。
- 国内または海外から海外への音声通話については、月額980円の有料オプション「国際通話かけ放題」が用意される。
特典
- 先着300万名については、契約当初1年間について月額料金が無料となるキャンペーンを実施する(端末料金、事務手数料、オプション料金、通話料は発生する)。
- 「Rakuten Link」を使ってMNOサービスへのアクティベーションを行った場合は、事務手数料の3,300円相当分を楽天ポイントとして還元する。
2020年6月30日までにMNOサービスへオンラインで申し込みを行った場合なら、楽天ポイント3,000ポイントが付与されるキャンペーンも実施される。 - 料金に付随するポリシーも一部明らかになり、契約に際して最低利用期間は設けられておらず、契約解除料も発生しない。また、端末のSIMロックがかかっていないことも改めて表明された。
対応機種
楽天モバイルで購入できる端末はすべてSIMロックフリー
楽天モバイルから購入するスマホは全てSIMロックフリーです。
楽天モバイルから販売されている対応機種11種はこちら。(基本的には楽天モバイルから購入した場合のみ動作保証となり、それ以外の場所で購入したものは動作保証外です)
- Rakuten mini
- OPPO Reno A
- OPPO A5 2020
- arrows RX
- AQUOS sense3 lite
- AQUOS sense3 plus
- Xperia Ace
- Galaxy S10
- Galaxy Note10+
- Galaxy A7
- HUAWEI nova5T←New
SIMカードを差し替えて利用できる機種
こちらに紹介する10機種は、動作保証の対象外となっていますが、楽天が公式に「利用できる」と案内しているものです。
楽天回線を利用するには
- 日本国内で購入したモデルである
- SIMロックがかかっていない
- ソフトウェアを最新のバージョンにアップデートしている
の条件を満たしている必要があります。これを満たしていれば全て利用することができるらしいです。
- OPPO Reno 10x Zoom
- OPPO Find X
- OPPO R17 Pro
- OPPO AX7
- AQUOS zero SH-M10
- AQUOS R2 compact SH-M09
- AQUOS sense2 SH-M08
- AQUOS sense plus SH-M07
- AQUOS R compact SH-M06
- AQUOS sense lite SH-M05
- HUAWEI P30 lite(ビルド番号のカッコ内の最初の4桁が「C635」の製品のみ)
- HUAWEI nova lite3(ビルド番号のカッコ内の最初の4桁が「C635」の製品のみ)
まとめ
楽天モバイルの新料金「Rakuten UN-LIMIT」は、自社回線使用時のみという制約はあるが、他の通信キャリアの通信容量無制限プランの半額以下というかなり破格の料金。また、固定回線との抱き合わせや家族割引などがなく、料金体系も非常にシンプルでわかりやすいと思いました。
首都圏、中部、近畿の一部以外の楽天の設備がない地域はauのネットワークを借り受ける、いわゆるローミングサービスで使える形。ローミングエリアでは利用できる通信量が月間2GBに制限される(1GB500円で追加可能)。
首都圏でも、場所によっては自社回線が使えない場所もあると思うし、その点が一番の問題点となるような気がします。また、対応機種の少なさも気になります。
今後も自社回線エリアを増やしていくと発表しているが、どこまで使い勝手がいいかがポイントになると思います。
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